「愛嬌がない」と言われて、僕は必死にキャラ変しようとしました。
「仕事ができるだけじゃダメなんだ。愛嬌も必要だぞ」。かつて上司からそう諭された時、僕は勘違いをしてしまいました。そうか、愛嬌があればいいんだ!と。そこから僕は、部下に対して無理やり明るく振る舞い、過剰なジョークを飛ばし、やたらと距離を詰める「痛いプレイングマネージャー」へと変貌を遂げたんです。
結果はどうだったか。部下からは「なんだか急に気持ち悪い…」「機嫌を取られているようで怖い」と、あからさまに距離を置かれました。良かれと思ったのに裏目に出る。人間関係って、本当に難しいですよねぇ(汗)。
人は理屈じゃ動かないんです。特に、無理やりな愛嬌は相手に「この人は何かを隠しているのではないか?」という警戒心を与えてしまいます。僕がかつて学んだ、信頼を損なわないための距離感の取り方については、「距離が近すぎる!」部下にドン引きされた僕が学んだ、叱る時の『適切な心理的距離』の保ち方の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
愛嬌とは「弱みを見せる勇気」のことでした
僕が左遷されかけた時、ようやく気づいたんです。愛嬌とは、決して「媚びること」でも「常に笑っていること」でもない。「自分の人間臭い部分を、相手に見せること」だったんだ、と。
僕たちは完璧な上司を演じようと必死になります。でも、部下が見ているのは「スキのない上司」ではなく「共感できる人間」なんです。失敗した時に「いやぁ、やっちゃったよ(苦笑)」とさらけ出せるか。そこが愛嬌の分かれ道でした。
部下を味方につける、たった一言の魔法
愛嬌がある人というのは、相手に「この人には、少し油断してもいいかな」と思わせる隙を持っています。僕が上司へのゴマすりに失敗して、部下からもそっぽを向かれた時にたどり着いた結論は、相手をコントロールしようとしないことでした。
もし、あなたが部下との関係に悩んでいるなら、まずはこれまでの「追従」のような振る舞いを捨ててみてください。信頼を勝ち取るための本当の同意術については、「追従」して上司に呆れられ、部下に軽蔑された僕が気づいた、信頼を勝ち取る「本当の同意術」で深掘りしています。
「今日から使える」愛嬌フレーズ
- 「いやぁ、ここがどうしても苦手でさ。どう思う?」
- 「君のその視点、正直言って僕にはなかったよ。すごいね」
- 「ごめん、今の説明、僕がちょっと理解しきれてないかも。もう一回教えてもらえるかな?」
ポイントは、「自分の至らなさを認めること」です。上司である僕たちが「完璧ではない」と認めるだけで、部下の緊張感は消え、そこに「親近感」という名の愛嬌が生まれます。
まとめ:不器用なままでも、愛嬌は作れる
不器用なプレイングマネージャーとして、今でも僕は失敗ばかりです。でも、無理にキャラを作らなくても、自分の弱さを隠さず、相手を尊重する姿勢さえ見せていれば、自然と人はついてきてくれるようになりました。
愛嬌とは、スキルではなく「心構え」です。今日から、部下の前で少しだけ「肩の力を抜いて」みませんか?その一歩が、あなたの職場を劇的に変えるはずです。一緒に頑張りましょうね。
